もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』ダイヤモンド社,2009
岩崎夏海さんの作品感想

新米マネージャー・みなみが、甲子園を目指すために参考書として『マネジメント』を読む話。ギャグが出発点でしょうか。小説風味のビジネス書。
問題をいくつも抱えているものの、マネジメントを読み、解釈し決断・行動することでそれらを少しずつ解決していきます。
自らが最善の行動を起こすだけではなく、周囲を巻き込んで影響を与えていく力強さがすごい。部活という名の組織を変えていく過程が面白いです。
また、最後は自分自身の殻を打ち破る王道なストーリー展開ですし、同人ゲームのイベント絵程度にはここぞというところでイラスト付いてます。
表紙イラストからしてそうだけど、美少女ゲームに馴染みのある人なら受付けやすいかと。なにより手軽にビジネス書を読みたい人にはうってつけ。

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