ウェスタディアの双星〈7〉英雄激突の章

ウェスタディアの双星〈7〉英雄激突の章  Amazon
燃える5バトル3コミカル2
小河正岳ウェスタディアの双星〈7〉英雄激突の章 (電撃文庫)アスキーメディアワークス,2010
シリーズ感想
小河正岳さんの作品感想
結婚話でルシリアの視線の先が誰を追っているか明らかなのに、この手の話題は目が曇るのかチェザリーの空気読めなさっぷりがひどい。本当に国を任せて大丈夫なんでしょうねと、不安も湧き上がるシリーズ7巻目。
ユリアヌスとバドエルに生まれる亀裂は胸が痛かった。ただ巻をまたいだとはいえ、想像より軽めに終わらせてくれた感じ。これ以上この雰囲気を続けるには、ユリアヌス視点にでもしないと無理だからよかったかな。
また上からの指令で、囮役を演じるよう命令されていた状況を跳ね除けたときは、スカッとしましたよ。不安はまだまだページ数が残っていたことですが……。ルシリアはルシリアで大きな決断を下してます、ファイト。
ラスボスと思われるオリアスもかっこいいですね。いや残酷なんだけど、たまに人間味を見せるから侮れない。こういう敵は一筋縄でいかなそうだ。