ほうかご百物語 8

ほうかご百物語 8  Amazon
燃える5コミカル3バトル2 <ピックアップ8>
峰守ひろかずほうかご百物語〈8〉 (電撃文庫)アスキーメディアワークス,2010
シリーズ感想
峰守ひろかずさんの作品感想
恒例の経島先輩の語りは様々な変化球を見せてくれますが、私は相変わらず翻弄されっぱなし。そんなシリーズ8巻目は、江戸橋先輩もアレな決め台詞を吐くほどコレまでになく熱い展開が待ってます。
コメディ部分では、セクハラしても怒られるだけで済む真一がうらやましい! 看病にかっこつけて食べさせあいっこしている様子もうらやましい! まあ天然だからこそ、女心が分かってない部分もあるようですが。
中盤以降は妖怪大戦争に突入します。背負っているものが大きいからでしょうか、これまでどんなバトルでものんびりした空気が漂っていた印象もあるのですが、今回はこれまで登場した仲間が集まっての緊迫した総力戦。
これが最終巻じゃないってのがある意味驚きです。いつもと違うキレ味ですが、劇場版といった感じで大変面白かったです。ますます惚れました。
しかし別れ話は私の前で禁句だというのに、鉄板カップルの別れがほのめかされていてやるせない。イタチさんの涙には心が痛みます。「好きな人が泣いているのに、僕は何も」「ぎゅってして」……二回目はグッドですけど。