多摩湖さんと黄鶏(かしわ)くん

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萌え8ギャグ2
入間人間多摩湖さんと黄鶏(かしわ)くん (電撃文庫)アスキーメディアワークス,2010
入間人間さんの作品感想


黄鶏くんと後輩なお姉さん・多摩湖さんの部活話。本当にそれだけの話なのですが、初っ端の「脱衣ポーカー」ではブラをはずすとかとんでもない心理戦が展開されています。
それだけでも私としては満足なのですが、秘密をかけた戦いに突入してからはもう目が離せませんでした。相手を目の前にしてキスの練習してましたと暴露するとか、なにこの羞恥プレイ。やってみたい。
そんなわけで、暴露合戦はとても楽しませてもらいましたし、悶えました。結末まで含めて嘗め回すように堪能しました。先が読みたいにも関わらず、読み進める手をゆっくり動かすなど自主焦らしプレイにも励みました。


続いて「キスババ抜き」黄鶏くんの暴走も二度目でこなれた感じ。しかし一般人の私は初キスの描写に胸がドキドキして張り裂けそうでしたよまったくけしからん。お腹にキスできるようワンピをたくし上げる多摩湖さんに拍手。
母親の前でもバカップルぶりを見せ付けるようになった3話では「歳並べ」が繰り広げられます。本当に素敵なアホップルに育ちましたね。遠回りな多摩湖さんラブリー。
そしてトリの自由自在な命令ができる「たまこいこい」の頭脳戦に突入します。緩すぎるルールの齟齬をつつきまくって、多摩湖さんのアレやコレをつつきまくる黄鶏くんがエロい。
裏表紙の値踏みするような表情の多摩湖さんに惚れており、かつモロじゃなくて焦らし焦らされる羞恥を求める私にはど真ん中な物語でした。本当にありがとうございました。


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