食卓にビールを 6

食卓にビールを 6  Amazon
SF5ギャグ3萌え2
小林めぐみ食卓にビールを〈6〉 (富士見ミステリー文庫)富士見書房,2007
シリーズ感想
小林めぐみさんの作品感想
酔っ払ったかのような物語を味わえるこのシリーズも最終巻です。最終巻でもいつも通りですけれどね。感想もいつも通り淡々とー。
養殖篇」動物の進化を目のあたりにすることが出来る話。大人しく捕まって下さいと哀願するおじさんがシュールです。なんでもないことのように説明されてもー。
太陽電池」小学生のフリーダムな自由研究を眺めてる娘さん2人の話。ラフな口調で軍事的に重たい話を繰り出すお姉さんが面白かったです。
しかし、スイッチの件といい考えるよりも思うとおりに行動してしまう猫型でかわいらしいな。深刻な問題が発生しているのは横目にしつつも、お気楽なまま解決されているならノー問題か。これ面白かったなー。
双六篇」止まったマスの命令は絶対達成しなければいけない双六で遊ぶ部員たちの話。自分の進級よりも、別世界の宇宙の危機の方が大事だと駆け出すシャクたんがぷりてぃなのです。
探偵篇」○ーミンにまつわる夫婦の会話が印象的でした。これはいい豆知識。「アニテク篇」次から次へと変な動物ばかりが運ばれてくる話。○カチュウを一般名詞にしてしまうかのような勢いが笑えました。
3K篇エロゲーに感化されたわけでもないでしょうが、部員たちが浴衣でお祭りに参加。つんつるてんの浴衣を着るシャクたんがかわいいなと思いつつ、見世物小屋での「恐怖の生き物」は想像してしまってげんなり。
3KのKはケルビンとは、さすが予想の斜め上を行きますね。恐ろしい出来事があっても、みょうちきりんな科学で解決してしまうのは素晴らしい。
クリーニング篇」失恋したココロをクリーニングするとは。酢水と重曹。漂白作業の内容など、適度に納得できるクリーニングの作法にやられます。