幕末魔法士

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ファンタジー4バトル3コミカル3
田名部宗司幕末魔法士―Mage Revolution (電撃文庫)アスキーメディアワークス,2010
田名部宗司さんの作品感想


幕末と魔法を世界にした物語。若き天才であり、御家復興など様々な宿命を背負っている伊織が、とある魔術書の翻訳をお願いされます。
そんな重大な任務につく中で、伊織と馬の会わない冬馬がまとわりつきだいます。どうにも噛み合わない2人の掛け合い。特にお付の人である弥平が何気に存在感があって笑えます。


嫌よ嫌よも好きのうちですから、隙があれば罵りあうものの、徐々に心を通わせていくのは王道中の王道です。安心して読んでいられます。
伊織の秘密を知ろうとうんやらかんやらするのも楽しいところ。こういう性別の秘密は知るまでのスリルもよいのです。こんなにかわいいのが女の子のわけがぁ……。まだまだ物語は始まったばかりといった印象ですね。


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