俺の妹がこんなに可愛いわけがない 5

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 5  Amazon
コミカル5萌え3癒し2 <ピックアップ9>
伏見つかさ俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉 (電撃文庫)アスキーメディアワークス,2010
シリーズ感想
伏見つかささんの作品感想
黒猫が後輩になる衝撃の展開で幕を明けるシリーズ5巻目。まあ、黒猫は黒猫なのでファーストコンタクトはともかく、急に親しくなるわけがなく、みしりーな上に壁があるというかツンですけどね。
この黒猫の対処を巡って、涙目になって京介に助けを求める麻奈美ラブ。


注目株の赤城の妹・瀬菜も初登場だったのですが、予想に違わぬ病気具合です。普通の女の子としてカモフラージュしていたので、勢いで上っ面を跳ね飛ばし本性を表したときは笑わせてもらいました。
ぷっつんしたときのこの子の勢い好きだわー。まあ、病気の対象にされ顔文字受けをするしかなかった真壁くんに合掌。あと、少しだけ話題に上がっていた自作TRPGの話ではちょいと懐かしくなったりも。


互いに反目しあっていた黒猫と瀬菜が、それぞれダメ部分を持ち寄り協力し合う様子は青春してて心地よいんですが、いつものことながら性春してて吹きました。
超凄いオナニーを見せつけてやるだけのことよ」と爆弾発言かまして、京介の部屋のベットに寝転がり作業に没頭する黒猫さん素敵です。


しかし主人公がパワーアップするのはバトル漫画の王道ですが、京介のレベルアップも半端ないですね。
シスコンである赤城を見下しておきながら、「おまえの妹なんぞより、外見だけなら俺の妹の方がかわいいっつーの」とか、お前の方が病気だろと突っ込み待ちが多々ありましたが、これはまだかわいいです。
女の子を攻略対象として捉えていたり、選択肢が表示されたり……「マイエンジェルあやせたんだ!」から始まる一連のあやせへの態度は、もう地獄に落ちればいいと思う。いや、その権利はあると思う。
終いには「俺はここにエロゲーをやりにきたんだ」と叫び、ベットをぎしぎし言わせつつ、汁を垂れ流しつつ、欲望をむき出しにするわけで。……桐乃が本当の妹じゃないと判明したら、一体どうなるんだろうか。