彼氏彼女の事情 7

彼氏彼女の事情 7  Amazon
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津田雅美彼氏彼女の事情 (7) (花とゆめCOMICS)白泉社,1999
シリーズ感想
津田雅美さんの作品感想
賞品がかかった途端に、やる気のない態度から一転、積極的に取り組みだす雪野が正直すぎていい。文化祭が始まります。謎の浅葉ディナーショーも開催が決定されてて面白そう。
風向きが悪いと見るや否や、有馬にもディナーショーを強要するシーンも雪野の壊れっぷりがグッド。優等生の仮面をはどこへ置いてきてしまったんだ……。浅葉とともに、有馬に卵を食べさせる陵辱プレイは笑いました。
そしてやっぱり演劇ネタきましたー。少人数で敢行する劇という設定も好きですが、ましてやそれを行うのが女子高生ならドキドキしないわけがない! 女の子が集まってかしましく団結したり脱線する様子はツボです。
最初は嫌がりながらも、徐々に舞台に立つことに惹かれ始めるわけで。一旦動き始めると、知力やコネ、人心把握術をフル稼働させて取り組み姿がやっぱりいいな。
ステレオタイプな見方ですが、高校生がなにかに打ち込んでいる姿って、そのイメージだけでとっても素敵に思えてしまうんですよね。


以前とは生まれ変わった姿で戻ってきた転校生・十波の物語も始まります。確かに佐倉のあの一言は傷つくかもめ。ただそれに反発して、見返してやるために容姿や性格、勉強も頑張るなんてすごいな。
十波も心にモヤモヤしたもの抱えているようですし、有馬の影っぽい部分もわりとはっきり出てくるようになりましたし、演劇の行方はまだはっきりしていません。
そんなわけで、色んな物語が同時並行していくようですが、どれも楽しみです。カレカノって想像していた以上に面白いな〜。