それでも町は廻っている 5

それでも町は廻っている 5  Amazon
コミカル4癒し4ミステリ2
石黒正数それでも町は廻っている 5 (ヤングキングコミックス)少年画報社,2008
シリーズ感想
石黒正数さんの作品感想
ちょっとした謎解きにもときめいてしまうのは、主人公の歩鳥がメイドさんだからでしょうか。いや、そんなわけありませんねなシリーズ5巻目。
妹のつきそいで小学校に忘れ物を取りに行く話は、歩鳥の過去の話も読めて面白かったです。小学生の頃はバカっぽく見えないのは気のせいでしょうか。それとも、歩鳥の成長が小学校で止まっているからかな。
回りくどいほう風で告られてるシーンは、なんだかほんわりしました。歩鳥にもこんな時代があったんだな〜……いや、今でももててるけどさ。
紺先輩との話では、歩鳥はどうしようもなくバカだけれどバカだけれどバカだけれどバカだけれども、いいやつだなと癒されます。


話の方向性が色んなところにあるのが楽しいですね。みょうちきりんな才能に目覚める話だったり、夢を巡る物語でミステリアスな静さんに会ったり、家が燃える話ではどうしてこんなことになったとドキドキしたり。
そして、一番面白かったのは最後の「学校迷宮案内」です。めっしーの謎を追いかける話なのですが、探偵を務めるタケルがよかったです。
伊勢崎さんもかわいいなーもう。こういうかわいさは小学女子だけの特権のような気がします。そしてオチは……本当に恐ろしかったとさ。