桜蘭高校ホスト部 14
葉鳥ビスコ『桜蘭高校ホスト部 第14巻 (花とゆめCOMICS)』白泉社,2009
シリーズ感想
葉鳥ビスコさんの作品感想
恋の鞘当が本格的になってきた14巻目。ハルヒは、自分がこれまで見てこなかったものを見ようと足掻き始めます。
周囲のことをそれなりに気遣い無難に動いていたはずが、無神経といわれたときのショックはなんとなく分かる気がする。
また、付きまとい始めた鹿谷さんの一件から、憂いを帯び始めていく環には妙な気持ちに。天真爛漫じゃないと環じゃないなんてひどいことはいいたくないですが、そんな雰囲気です。
ハルヒを巡る部員内の攻防で疲れるのは自分的にありなのですが、家族がらみの話はテンション下がってしまいますよね。だから今巻はローテンションが続いていたのですが、最後で希望が見えました。
計画の全容は謎ですが、環以外のメンバーで企んでいる様子に、久しぶりに楽しくなりそうで期待大。やっぱりホスト部はこうでなくっちゃね。