オウガにズームUP!

オウガにズームUP!  Amazon
ギャグ4癒し4コミカル2
穂史賀雅也オウガにズームUP! (MF文庫J)メディアファクトリー,2008
穂史賀雅也さんの作品感想


ユージが夜の公園で出会ったクラスメイトのククル。その公園での出会いがきっかけで、二人は夫婦にならざるを得ない事態に陥る話。
ククルが人間ではなくオウガであるという秘密を知ってしまったユージは、クラスメイトの女子メンバーの資料とか作成しちゃうほど恋に燃えてるクラスメイトを追い抜き、ククルとの内緒の同居生活を始めます。
人間じゃないということで、ククルの常識がズレてるところがポイント。幼女でスク水でエプロンなククルを見ることが出来ます。私はロリコンではないので、これだけでは燃えませんがね。やっぱ恥じらいがなきゃ。


姉が突然帰ってくることになり、慌ててククルの存在を消そうとする話は、どうしようもない嘘を重ねるユージが笑えました。抱え込んじゃうとどうにもなんないよー。無駄な努力に乾杯です。
ククルだけでなくユージも変なやつなんですよね。二次元キャラが好きだと自己紹介したり、動物のDVDを借りてきてかわいいと連呼したり。
ロリコンじゃないことを悩んでいたりするわりには、ククルのことを邪険にせず、どころか責任をとって守ろうとするユージは好印象ですね。責任感だけでなく、好意の要素が混じってくるとさらに面白くなりそうだな〜。


また、なんでも言うことを聞いてくれるようになる、魔法の薬を巡る騒動などで顕著でしたが、ククルにも変化や成長が見られてよかったです。
いまはほとんど恥じらいがないけれども、ユージと生活していく中で羞恥心を育てていくかどうかが私の見所。恥は日本の文化です。


この小説が好きな人にお勧めする3
1 たま◇なま 生物は、何故死なない?  Amazon2 やってきたよ、ドルイドさん!  Amazon3 世界は悪魔で満ちている?  Amazon
1、冬樹忍さんの小説「たま◇なま シリーズ」宇宙人に体を改造され痛めつけられたり弄ばれる話。→シリーズ感想
2、志瑞祐さんの小説『やってきたよ、ドルイドさん!』こちらも初っ端から畳み掛けるような面白さです。→感想
3、相原あきらさんの小説『世界は悪魔で満ちている?』秘密を握って女の子をいろいろする話。→感想