世界でいちばん大嫌い 13

世界でいちばん大嫌い 13  Amazon
恋愛4癒し3コミカル3
日高万里世界でいちばん大嫌い (13) (花とゆめCOMICS―秋吉家シリーズ)白泉社,2001
シリーズ感想
日高万里さんの作品感想
ついにやってきた最終巻。万葉は自分が選んだ道と、突然開かれた道のどちらを進もうかと悩み始めます。これと杉本(父)絡みの問題が最後に残っているわけで。
いやーそれにしても、最後の最後で杉本の寝起きと言うか、本性が見れてよかったよ。近くにいると思っていた人の新たな姿を見るのっておいしいシュチュエーションだと思う。ギャップが恋愛の最高のスパイス派です。


万葉が杉本を追いかける展開って、最初とは逆だなーとしみじみ思う。最初でさんざん万葉を好き好き言ってたくせに、核心に近づく話題では避けてしまう。これも仲がよくなったからこそなんでしょうけどね。
杉本(父)はラスボスっぽさが出ていました。もっとも、天然なだけに対処しようがないものの、極悪人にはなれなさそう。対照的に沙希先生はいい人っぷりが発揮されてます。本庄(兄)なみに頼りになる奴ですよ。
扇子ちゃんの話も出てくるけれど、もう少し出番が欲しかったかも。決着ついてるので仕方ないとはいえ、甘々な話も好きなのでー。なんにせよ、表紙からも分かるようにハッピーエンド。堪能させてもらいました。