私立!三十三間堂学院 6

私立!三十三間堂学院 6  Amazon
恋愛4燃える3癒し3
佐藤ケイ私立!三十三間堂学院〈6〉 (電撃文庫)メディアワークス,2007
シリーズ感想
佐藤ケイさんの作品感想
校舎対抗的な遠泳大会が今回の戦場です。それぞれが体力と知力を生かして、大会や法行との距離を近づけることに励みます。
花音の努力は尋常じゃないですね。恋にここまでのめり込む女の子たちを見てるのは単純に楽しくて、正義です。恋愛はスポーツ、これ常識。
法行とともに二人だけの特組になった久美が今回のヒロイン。ぽにゃっとした感じの久美ですが、試練に立ち向かう姿はギャップもあって新鮮。


相変わらず南は分からない子ですね。こういう子も、何かのきっかけがあれば、あっけらかんと法行に好意を寄せそうですが……。体をはってるシーンはちょっとかっこよかったです。オチがあるからなんともいえないけど。
ぽっろとした瞬間に取り入ろうとするけど、真奈さんほど完璧じゃない千秋にもニヤニヤ。でも、南と絡んでいるときが面白いかな。


各巻のヒロインが、そのとき一番輝いて見えるのは仕方ないことです。ただ、須美はまだ隠し刀がありそうな感触でしたが、その他のヒロインは各巻で魅力を出し切っているはず。余力はないと思われます。
頻繁に登場するものの、まだ実力を発揮していない真奈さんが決戦まで力を温存しているのは、まず間違いのないことです。
寝巻き姿は萌えるし、はったりかましてる姿は真奈さんらしくていい。そして、一番心臓に効いたのは、理論的に固めているような思考の中で、毎晩イメージトレーニングを重ねていることを暴露した真奈さんです。ああでも、ラストの魂ぬけてる花音には私の魂も抜けかけたな〜。浮気ものの私。