乃木坂春香の秘密 10

乃木坂春香の秘密 10  Amazon
コミカル6恋愛4
五十嵐雄策乃木坂春香の秘密〈10〉 (電撃文庫)アスキーメディアワークス,2009
シリーズ感想
五十嵐雄策さんの作品感想
バレンタインは終わらず椎菜の行方が気になるシリーズ10巻目。ルコや由香里先生と鍋を囲みます。早々に酔いつぶれて裕人と椎名のイベント進行かと思いきや、変態べいびーちゃん役がテラやばす。
そんな苦労を乗り越えて、ついに椎菜が突撃します。きたきた〜と思いきや、最後ははぐらかされるのでガクンときます。このまま捻りこんできてもよかったのですが……決戦を控えての覚悟を固める前哨戦だったのかな。


ラクロス部の手助けをする話では、春香のすごさと対照的に裕人は役にたっておらず残念に思っていたのですが、意図的だったのですね。地味に動いていたし、最後は熱かったー。裕人がモテても当たり前ですよね。
かくし芸の演奏のとき那波さんの背景などを色々想像していましたが、京都の話はまさかあると思っていなかったので嬉しい限り。カラーイラストからビンビンきてました。いつも笑顔の人ほど影があると私はぐっときます。
個人的には葉月さんともっと激しく絡んで欲しかったし、那波さんももっと意思を固めていて欲しかったところですけれど、さすがそれをこのシリーズに求めちゃダメですよね。脳内で補完しておきます。


当初に比べ春香の秘密の内容が変わってきてるように思います。春香自身がそれに気づき、裕人に秘密が打ち明けられるのは、そろそろかしらん。
旦那様発言とか一緒に寝たい発言など、春香も積極的になってきたとはいえ、周囲のアドバイスの結果だったりするわけで。ただまれに春香の本心、秘密が漂ってくるときゅんとします。このままきゅん死にさせて欲しい。