ほうかご百物語 5

ほうかご百物語 5  Amazon
コミカル6萌え4
峰守ひろかずほうかご百物語〈5〉 (電撃文庫)アスキーメディアワークス,2009
シリーズ感想
峰守ひろかずさんの作品感想
キャラも増えてますます絶好調なゆるゆる妖怪退治シリーズ5巻目。
最初は蛇女房の鱗が嫁にしなさいと乗り込んでくる話。鱗は稲葉先生をあっけらかんとした印象です。オチは想像していなかったけれど納得。


イタチさんと会うたびにトリップする真一も、磨きがかかってます。毎度毎度イタチさんのいる風景を描写できる真一が、一番人間離れしているかも。
本当のことだからと、イタチさんに限らずみんなを褒めまくる真一なのです。もう名物扱い。心の声が漏れてる点では、サトラレですかね。
そんな駄々漏れの真一の本音でも、ポロリとイタチさんに言ってしまった「自分を悪く言わなけりゃ好きってこと?」はグーです。もっとやれ〜。


気弱なくせに一旦乗り気になると、わき目も振らずに走り出す美生さんの姿は好きです。真一に「エッチしたくなるときあるの?」などとトンでもない質問をぶつけられる姿もニヤニヤ。
経島先輩はちまっこくてええですな。着物姿だと完璧に童子。そして、彼女に惚れてる江戸橋さんはどう取り繕うがロリコンです。真一に殴りかかるシーンは不覚にも笑っちゃった。


笑いのツボと言えば、「ごめんイタチさん大好きだ」とか。女子レスリング部の部長・アルマの遭遇した怪異も、予想外なところから攻められたました。イラストがないから余計に想像が膨らみます。
そんなわけで、新井輝さんのかわいさに和んだり、奈良山と稲葉先生のコンビの活躍に惚れたり。今回は妖怪知識よりもキャラで楽しみましたよ。