世界でいちばん大嫌い 3

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日高万里世界でいちばん大嫌い (3) (花とゆめCOMICS―秋吉家シリーズ)白泉社,1998
シリーズ感想
日高万里さんの作品感想
秋吉家の長女・万葉は一体どこへ向かおうとしているのか……。美容師の杉本との距離で宙ぶらりんなシリーズ3巻目。
万葉も杉本も態度を決めかね、すれ違っている状況ですが、いいところで本庄(兄)が出てくるな〜。場を乱したと思ったら、フォローするとこはするようで大人の男がいるって感じです。この漫画の中では珍しいな。
本庄(弟)も兄に続けとばかりにいい味出しています。ただ、こちらは報われなさが前面に出ていて……ただここまでくると、逆に可哀想でかわいいですね。本庄(弟)を踏み台に、万葉は一歩成長するわけで。


扇子ちゃんも万葉のために奔走するなど、こちらも報われない感を漂わせつつも、かわいさも磨いていきます。本人にとっては意図せずだろうけれども、だがそれがいい。テスト最終日に万葉を銃で打ち抜く姿も素敵やなー。
万葉にツンツンしつつも、何度も何度も発破を掛けてあげるなどいい人であり、なによりかわいいかわいい扇子ちゃんですが、本庄(兄)になら取られてもいいです。どうなるんだろう。フラグ立った気がしたけれども。
千鶴のピアスについての話の飛躍具合を考えると、まだ万葉は自分のイメージの中で生きているのかも。まだまだ恋に恋する乙女なのかしらん。