嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 7

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈7〉死後の影響は生前  Amazon
萌え5ミステリ3コミカル2
入間人間嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈7〉死後の影響は生前 (電撃文庫)アスキーメディアワークス,2009
シリーズ感想
入間人間さんの作品感想
前巻の衝撃の終わり方から、どう話をつなげるのか気になっていたシリーズ7巻目。みーくんではなく湯女視点で物語は騙られます。
どうでもいい思考の揺らめきが全部列挙されているので、本当に読みにくかったですよ。「嘘だけど」を連発するみーくんと初めて出会ったときと同じです。みーくんが読みやすかったと思い知ることになり……慣れって恐ろしい。


アパートの住人4人が始めた奇妙なゲームと通りがかり的な誘拐、さらには湯女が絡んで事態は混迷の混迷を極めます。
会話だけ見開き使われている部分があったけど、こうもこんがらがっていると、本来とっつきやすいと思っていた会話の応酬さえ拒否反応が。そうそう、湯女に降りかかった蝉の一件は本当のことなんだろうか。だとしたら、かなり嫌な出来事だよ。
そして、それをなかったかのごとく綺麗に洗い流してしまう、犬ともふってぴちゅーんとしている湯女さんのイラスト大好きです。改めて考えてみると左さんのイラストはカラーもモノクロも大好きですな〜。


結論としてはハーレムでした、なんじゃこりゃ。私も巨乳なゆずゆずをこねこねしたいよ。ゆずゆずが出てるだけでもおなかいっぱいなのに、謎のベールに包まれていたにもうとも颯爽と登場してるし。
二人に比べると個性の点では一歩譲っている長瀬も、過去の出来事の回想シーンで悶えさせてくれるなど、みんなやってくれますね。締めくくりでみーくんが柄にもなく「やっぱ僕、ちょー幸せ」と思うのも仕方ないです。