カブのイサキ
芦奈野ひとし『カブのイサキ(1) (アフタヌーンKC)』講談社,2008
芦奈野ひとしさんの作品感想
イナカに住んでおり、飛行機のカブを足に使って移動するイサキと周囲の人たちの話。前作のヨコハマ(→シリーズ感想)でも不思議な世界が登場していましたが、今回もまた地面が10倍になったというフワフワした不思議な世界。
人口密度が小さかったり、なかなか地上に降りない飛行機が登場したりするところも似ていますね。主人公が男の子になったので、ちょっと冒険要素が多くなってくるかもしれません。
鍋やるはずが焼きそば作ってるイサキの姿が笑えたな〜。これに限らず各話の最終コマは、俯瞰的なものになっていたり、場面が急に転換していてちょっとしたオチがあったりと、ゆったりまったりできます。どこまでも優しい物語が続きそうだー。