大正野球娘。〜土と埃にまみれます〜

大正野球娘。〜土と埃にまみれます〜  Amazon
コミカル4癒し3燃える3
神楽坂淳大正野球娘。―土と埃にまみれます (トクマ・ノベルズEdge)徳間書店,2008
シリーズ感想
神楽坂淳さんの作品感想
大正時代を舞台に男と野球で勝負するシリーズ2巻目。勝負のためにあの手この手を繰り出すのですが、時代の違いによるギャップを味わえるのも魅力です。
勝負の前日には、試合のためだと言い訳しつつもランデブーを意識して自滅し、男と向き合ってドキドキしている乃枝と巴が。特に乃枝の狼狽っぷりは見ていてほほえましいです。試合をきっかけに乃枝に近寄ってくる北見に、もっとやれーと応援してしまいましたよ。
豪快な性格でみんなをひっぱるミス・アンナがいてよかったな〜。空気読んでない雰囲気を出したりちゃかしたりしつつ、うまい具合にフォロー入れてますからね。
勝負の行方うんぬんよりも、一生懸命に野球をする娘さんたちの姿を見れただけでも満足。ほんと背中を赤く腫らしてまで……ってこれは違うか。