星は歌う ３

高屋奈月『星は歌う 第3巻 (花とゆめCOMICS)』白泉社,2008
シリーズ感想
高屋奈月さんの作品感想
これまでで一番楽しく読めたと思う３巻目。さわやか系毒舌家の聖をお嬢と読んで憚らない沙己の登場シーンに、ほほが緩んでしょうがない。聖に対する心の中の熱い想いとか妄想を、全部しゃべっちゃってるんだもん。
今回のメインは、いい子そのものでありきらりと光る星のような魅力を持ったサクヤの暗い部分。繰り返し登場することになる、過去に堕ちていくようなコマやモノローグがしみじみと効いてきます。

さて私の好きな明るい話題明るい話題。ユーリもサクヤとの関係を気にしだしたりするんだろうか〜。予告を見ると期待してよさそうだけど。つか、友人たちとの問答に笑った。友人たちグッジョブ！
そして、千広の腹グロ系に見せかけつつのツンデレ具合が堪らないです。特にサクヤが顔を上げるまで千広が待っていたシーン。そのときの解釈に二人の相違があって面白かったです。うまい具合に切りとてくれましたなー。