乃木坂春香の秘密 8

乃木坂春香の秘密 8  Amazon
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五十嵐雄策乃木坂春香の秘密〈8〉 (電撃文庫)アスキー・メディアワークス,2008
シリーズ作品感想
五十嵐雄策さんの作品感想
鉄板とはいえなかなか仲が進展しなかった春香と裕人の物語も、8巻目に入りラブっぷりがずいぶんと出てきたかな。今回は春香ではないキャラクターにもそれぞれスポットが当たっているので、メインではないけれどもー。
春香が頑張ってる感じがたまらなくかわいいです。今まで意識していなかったのに、思わず口ごもってしまうような恥ずかしいセリフを連発し始めましたから。二人とも意識し過ぎでラブコメシーン満載ですね。ほほが緩んでしまいますな〜。
あと、ハンバーガーの食べ方が分からない部分で、春香がお嬢様だということを再認識。いや、家の様子とかでお嬢様ぶりは知っていたのですが、その辺りは大きすぎて認識されていなかったので。


メイドさんと執事の交流会では、葉月さんや那波さんはもちろん、これまで出てこなかった乃木坂家のメイドさんたちとの交流があります。ご主人様やお嬢様さえも参加できないので、本当にメイドさんと執事さんだらけの屋敷が舞台です。那波さんの演奏がお好み。
また、春香の妹・実夏が通う双葉女学院中等学校では中学生との交流があり。男の裕人が歩いているだけで泣き出す子が多数出るなど、女の子の花園が舞台です。「み、みっかみかにしてあげるんだから……っ」が名台詞。
クラスメイトの椎名が熱を出して倒れこんだときには、看病という名目の元に二人きりでの交流があったり。もちろん椎名の部屋が舞台です。イカメシだったり二回目だったりとはいえ、さすがに鉄板の春香と裕人に入り込む隙はなさそうだったのですが……意識し始めたから逆にまずいのかもかも。
それに前巻に巻かれた問題の種が次巻ではそろそろ大きくなりそうです。ラブ方面的にとても楽しみになってきましたよ。