乃木坂春香の秘密⑥
五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密〈6〉 (電撃文庫)』メディアワークス,2007
前巻のクリスマスイベントによって、ちょっとは距離も近づいてきた感じがする裕人と春香のシリーズ六巻目。ベタとはいえ最初の勘違いもグッド。イラストもほんのり妄想を描きたてられてよいです。
同人誌を作成するために裕人が乃木坂邸を訪れたり、冬コミではなぜか二人で同人誌を販売することになったり、春香と離れ離れになった裕人が椎菜といっちゃりする初詣イベントがあったりと、年末年始は忙しいですなー。
裕人は相変わらずいい人なんだけど煮え切らないやつだ〜。逆にその手の話に疎いはずの春香のほうが、積極的になってきたような気がする。春香は背伸びしてる感じがして、ますます素敵さんです。かわいらしさ増量中。着崩れイベントなど色気も増量中。
裕人はなかなか動き出さないし春香は恋愛経験値が低すぎたので、じれったくなるほど友達以上恋人未満な関係が長かったですが、ここ数巻で徐々にとはいえ進み始めているようです。この甘さのさじ加減が、たまらなくおいしい。次巻にも期待が高まります。
そうそう、葉月さんの壊れっぷりを止めてあげてください。ぬいぐるみ姿もかわいいんだけど! チェンソーが好きなわけでもないけど!