XXXHOLiC ⑥
CLAMP『×××HOLiC(6)(KCDX)』講談社,2005
人ならぬものが見えてしまうワタヌキの、周辺で起こる騒動を描いたシリーズ六作目。
最初は絵の中の猫が飛び出してくる話。そして百目鬼とともに百鬼夜行に参加することになります。
おでん屋さんのきつねっ子が再登場。必死な感じがかわいらしいです。そして、そ知らぬ振りして百目鬼が侑子さんに核心に迫る質問を。百目鬼ってさすがやな〜。よく侑子さんが言う「この世に偶然はない すべては必然だから」の意味も気になるところです。
続いて夜に爪を切る話。怖かった。私は夜にしか爪を切らないので、余計にね。こんな目にあったことはないけどさ、もちろん。
三つ目は、侑子さんがお店にいない間にやってきた女の人の話。絶対に間違っているのに、相手を信頼し愚直なまでに約束を実行するワタヌキをつい止めたくなりました。自分でも危ないって分かっているはずなのに……。ワタヌキって本当に不器用な生き方しかできないんだね〜。
侑子さんがいない間、そんなワタヌキを支える百目鬼もかっこいい。とはいうものの、百目鬼の選択を見るに、百目鬼も不器用な生き方しかできないような気もします。
最後は満月の夜にワタヌキがお使いに行く話。シリトリって護法になるんかな。知らんかったです。
