電撃四大青春小説

富士ミス四大青春小説電撃文庫版。
既にparganさんのところで出ているようですが、やってしまったので載せます。こちらは読みきり作品で。

橋本紡さんの『毛布おばけと金曜日の階段
お姉さんが金曜日になると毛布おばけになってしまう話。これで私は電撃に転びました。
毛布おばけと階段でお茶会をするなんて奇妙な設定が既にそそられます。
ちょっと不思議な物語でありおすすめの青春小説です。
LAST KISS (電撃文庫)

LAST KISS (電撃文庫)

佐藤ケイさんの『LAST KISS
オタクな主人公と妹の話。富士ミス版の『さよなら、いもうと。』に対抗してみました。
章タイトルを見ただけで話の展開が予想できてしまうようなストレートな物語ですが、それはそれでよし。
これは断じて”妹萌え”なだけの作品ではありません。
七不思議の作り方 (電撃文庫)

七不思議の作り方 (電撃文庫)

佐竹彬さんの『七不思議の作り方
学校の七不思議を解こうとする高校生の話。多少ミステリ風味ではあります。
低体温な文章で最初はあまり青春な感じはしませんでしたが、最後まで読むと意外に青春してるように思えてきましたよ。(→感想
月の盾 (電撃文庫)

月の盾 (電撃文庫)

岩田洋季さんの『月の盾
天才的な絵画の才能を持つ少女と彼女を見守る家族の話。
少女の生い立ちと芸術に関する苦悩を描きつつ、家族の絆をも描いた作品。(→感想



田村登正さんの『ブラックナイトと薔薇の棘』や高畑京一郎さんの『タイム・リープ あしたはきのう』や『ダブル・キャスト』なんかも、この場合の青春小説のカテゴリーに入るんじゃないかなと思います。
雨宮諒さんの『夏月の海に囁く呪文』も、四つの連作短編のうち前半の二つは青春小説だと思いますし。
先にあげられていた『パンドラ』や『イリヤの空、UFOの夏』や『わたしたちの田村くん』もいい青春小説ですよね〜。
電撃っこの私は層の厚さを誇示しておきます。