バトル⑥シリアス③コミカル①
あざの耕平BLACK BLOOD BROTHERS〈1〉―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 兄弟上陸― (富士見ファンタジア文庫)富士見書房,2004


ジローとコタロウという吸血鬼の兄弟が、それまで暮らしていた聖地という場所から、人間と吸血鬼が共存できる特区という場所を目指すまでの話。船上や市街地やらでバトルが繰り広げられます。
癖のあるキャラクターが多数登場します。カンパニーで調停員として働くミミコは、持ち前の性格のため兄弟が困っているときに手を差し伸べます。結構乙女っぽくもあり直情的でもあり。
同じくカンパニーで働いているけれども、査察部に所属しているリンスケは底が見えません。ジローと対面したときの変わりようにもびっくりだよ。何か色々と抱えていそうだ。
聖地ではバウワウ大公とう熊が出てきます。バウワウ大公のイラストを見てみたかった気も。熊ってだけで魅力があるように思えてしまうのは毒されすぎでしょうか。
ジローが飄々としているから助かるけど、やたらと重そうな話だこれ。一巻ということで、まだまだ隠されている背景や設定も多いみたいです。
同著者作品感想
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