高橋弥七郎灼眼のシャナ〈11〉 (電撃文庫)メディアワークス,2005


先月発売された十二巻を数ページ読んでから、この十一巻を読み逃していたことに気づきました。てっきり読み終えたと思っていたのですが。考えてみたらリストを作ってるときに、この巻の感想がなくて不思議だったんですよね(気づけよ)
と言うわけで、文化祭が開始され悠二とシャナと吉田さんの関係が変わってくる今回。かわいいコスプレが見れるのもまた一興。劣情は沸き立たない裸体もまた一興。
著者紹介で高橋さんも楽しみにしているデフォルメイラストもいい感じ。言ってるわりにはメイドさんとかツンデレとか特定の属性持ってないんですが、デフォルメだけは大好きなのですよ〜(叫
文化祭の役決めは、予定通りといえば予定通りの結果。予定通りじゃなかったのは、シャナの心境。良くも悪くも一本だった以前とは違い、その変化に自分自身も戸惑っている感じが強まります。そろそろ転機なんでしょう。それは悠二も同じこと。日常に親しみを覚えていたのもそろそろ過去のことになりつつあるのかなあ。もったいない気もするけど、これはこれで面白い。でも、日常から離れつつあるので、日常の象徴として優位に立ってた吉田さんがピンチか(?)
途中で、いままで悠二たちがいる町を襲った「紅世の徒」を思い返すシーンがあったのですが、五人(正確には六か)だったんですね。もっと多く感じてました。外伝とかもあったからな。
アニメが終わってしまったシャナですが、劇場版も製作されるそうで。勢いに乗ってますよー。


この小説が好きな人にお勧めする③
③ カレとカノジョと召喚魔法② ぼくと魔女式アポカリプス① 灼眼のシャナ
①『灼眼のシャナ I [DVD]』アニメ版。オリジナルストーリーとか作画もいい感じ。
水瀬葉月さんの『ぼくと魔女式アポカリプス』学園を舞台に超能力バトルが展開されます。→感想
上月司さんの『カレとカノジョと召喚魔法』学園を舞台に非日常な鬼ごっこ開始。→感想