壁井ユカコキーリ〈8〉死者たちは荒野に永眠る〈上〉 (電撃文庫)メディアワークス,2006


今までのように、序盤はトリッキーに終盤はズタボロの痛さの展開です。いつのまにやら序盤に少女小説的恋愛要素が多々含まれてきましたが。……このままいけば十七歳になったキーリをハーヴェイとユリウス、そしてヨアヒムの三人が取り合う展開になると思ってたんだけどなー。残念(何が?
今回は初心に戻ってか電車の旅になります。第二話で出てくる「……あなたじゃなくてもよかったのかもしれないです」あたりのやりとりは好印象。あとヨアヒムのアンパンマン運動も^^
終盤と言うことで、だんだんとフラグが見え始めてきたような気がします。予想が当たるかどうかも楽しみの一つ。予想のさらに上をいってくれる期待を込めつつ、次の最終巻を待ちたいと思います。
上に書いた彼女さんの写真がかわいいのでupしたくもありますが、まあ止めておきます(当たり前)代わりというわけではありませんが、こちらでも見ておいてください。(3月9日の憂鬱参照)「ゴスロリ+新婦」というコンボ。


この小説が好きな人にお勧めする③
③ 3×3(サザン)EYES② ラッシュ・くらっしゅ・トレスパス!① カスタム・チャイルド
①壁井さんの『カスタム・チャイルド』退廃的なムードが好きな方にはぜひ。→感想
風見周さんの『ラッシュ・くらっしゅ・トレスパス! (富士見ファンタジア文庫)』進入屋という変わった職業も楽しいです。
高田裕三さんの『3×3(サザン)EYES (1) (ヤンマガKCスペシャル (123))』不死身の男が主人公の全40巻の漫画。