灼眼のシャナ 14

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燃える4恋愛4バトル2
高橋弥七郎灼眼のシャナ〈14〉 (電撃文庫)メディアワークス,2007


このところ嵐の前の静かさとも言うべき状態が続いているシリーズ14巻目。クリスマスシーズン二日間の話。
悠二が知識の面だけではなく体力的な面においても力をつけつつあるようですね。シャナと悠二の特訓も、序盤にあったようなものはもう遠い過去のようで、厳しい訓練が続いていますし。
悠二以外のメンバーでは佐藤の決断がすごいな〜。そこまでやるのかって感じ。吉田さんも厳しい環境の中、善戦していると思うんですが……。親友の死に涙することができず、さらに想い人の死なれてる吉田さんが不憫でなりません。
池くんは暗黒面に落ちるだろうとずっと思っていましたが、そうはならないみたい。今回もお人よしぶりに拍車がかかっていましたね。


さて、悠二の切れ者っぷりが存分に発揮されていましたが、「こいつらには、クリスマスも関係ないってのか!!」の叫びにはちょっと吹いた。ほかはいつも以上にかっこいい場面が長いんだけどもー。
終盤の展開は予想してなかったですよ。戦闘シーンを含めて面白いです。どう展開していくのか続きが気になりますな。


高橋弥七郎さんの作品感想

灼眼のシャナ⑬

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バトル⑤燃える④コミカル①
高橋弥七郎灼眼のシャナ〈13〉 (電撃文庫)メディアワークス,2006


そろそろ黒幕も動き始めそうな雰囲気があるシリーズ十五作目。カラーイラストはちょいと多めです。
教授ことダンタリオンとドミノによる実験の暴走シーンから始まります。ただでさえ悠二の周りでゴタゴタしていたのに、慌しさは加速していきますよ。


悠二は何も分からなかった一巻のころに比べて、随分とたくましくなってきてますね。目に見えて違う。その成果なのか父親から信頼を勝ち取り、とある報告を受けたり過去の話を教えられたりも。
悠二がその身に宿す『零時迷子』にも動きがあり、それに合わせて仮装舞踏会の巫女・ヘカテーとシャナたちがぶつかります。総力戦じみていて面白かったな。
といってもちょいと消化不良。どっかんどっかんいくのはもうちょっと先の話になりそうです。戦闘そのものよりも、その影響によって悠二たちがそれぞれ次のステップへと向かう描写が多かったと思う。シャナたちの話には今のところ関わっていない池にも変化がやってきたり、吉田さんも一歩踏み出すチャンスを得るなどしてますから。


ここのところ地味に動きっぱなしですねー。ぼちぼちでかい出来事が起きそうなのが楽しみでもあり不安でもあり。そうそうシャナの爆弾発言が飛び出した辺りは、ベタだけどみんなの慌てっぷりにはニヤニヤしてしまいました。


高橋弥七郎さんの作品感想

わりと妄想入ってますシリアスxラブ


高橋弥七郎灼眼のシャナS (電撃文庫)メディアワークス,2006   著者検索類似検索


アニメ化も果たした好調なシャナシリーズの短編集。マージョリーさんがニューヨークを舞台に暴れ回る「マイルストーン」と、吉田さんの誕生日パーティにおける騒動「セレモニー」そして、チェルノボーグの久しぶりの登場「キープセイク」の三篇が収録されています。
マイルストーン」は某紅世の王を相手にしたマージョリーさんの乱暴っぷりにほれるのもいいですが、変なフレイムヘイズであるユーリィの動きがよかった。間違っているとマージョリーさんに言われながらも突き進む姿勢は、現在の佐藤とか田中に近いかも。マージョリーさんの佐藤&田中ペアの覚悟への接し方にはこれが影響しているのかな。
セレモニー」誕生日パーティということで、日常側の話。吉田さんやシャナは言うに及ばず、吉田さんの弟(+マージョリーさん)なんかの思惑などが交錯します。シャナの人間性における微妙な成長なんかも見られて、この本の中ではわりとキーポイント的な話。池君の黒化のお膳立ても整いつつありますしね。果たして池君は、悠二たちと戦闘し負けることで吉田さんを日常側に戻すのか。それとも意外に殉死することで悠二たちの覚悟を深める役回りなのか。気になります。
キープセイク」過去を扱った番外編で登場した九咳天秤が登場しており懐かしいです。既にいない人物たちの話を読めただけで十分によかった。悠二たちにはないかっこ良さを持ってますし。というわけで、花を絡めたチェルノボーグの話でした。
忘れてましたが、二回目の登場となる質問コーナー「狩人のフリアグネ」も最後にありました。ほんと愛されてるなこのお二人は。


高橋弥七郎灼眼のシャナ〈12〉 (電撃文庫)メディアワークス,2006


表紙はわりと落ち着いた色で好みなイラストです。前巻のところどころに挟まれていた三行の何気ない描写の意味がようやく分かりました(汗)
序盤のちょっとした争いを経てシャナの決意が固まっていく部分はいいなー。いや、シャナだけじゃないか。佐藤も田中も吉田さんもヴィルヘルミナも、みんな変わってきました。前回に引き続き転換期なんでしょう。あとがきにも、テーマ「襲来と岐路」と書かれていましたし。一度固まりかけた関係を再び揺するタイミングが堪らんばい!
あと、マージョリーさんはかっこいいお姉さんキャラ定着中「カッコ悪いところを見せない痩せ我慢は、大人がやるからこそ決まるものよ」とか言っちゃってるし。私も連れて行ってくださいとお願いしたいものです(どこへ
前巻の引きは間を開けずに読めたのでよかったですが、今回も引きの状態で終わってます。早く続きが読みたいよー。
そうそう、昨日デフォルトキャラが好きだと叫びましたが、白目キャラを描く南向さんがブログ始めてたようです。


高橋弥七郎灼眼のシャナ〈11〉 (電撃文庫)メディアワークス,2005


先月発売された十二巻を数ページ読んでから、この十一巻を読み逃していたことに気づきました。てっきり読み終えたと思っていたのですが。考えてみたらリストを作ってるときに、この巻の感想がなくて不思議だったんですよね(気づけよ)
と言うわけで、文化祭が開始され悠二とシャナと吉田さんの関係が変わってくる今回。かわいいコスプレが見れるのもまた一興。劣情は沸き立たない裸体もまた一興。
著者紹介で高橋さんも楽しみにしているデフォルメイラストもいい感じ。言ってるわりにはメイドさんとかツンデレとか特定の属性持ってないんですが、デフォルメだけは大好きなのですよ〜(叫
文化祭の役決めは、予定通りといえば予定通りの結果。予定通りじゃなかったのは、シャナの心境。良くも悪くも一本だった以前とは違い、その変化に自分自身も戸惑っている感じが強まります。そろそろ転機なんでしょう。それは悠二も同じこと。日常に親しみを覚えていたのもそろそろ過去のことになりつつあるのかなあ。もったいない気もするけど、これはこれで面白い。でも、日常から離れつつあるので、日常の象徴として優位に立ってた吉田さんがピンチか(?)
途中で、いままで悠二たちがいる町を襲った「紅世の徒」を思い返すシーンがあったのですが、五人(正確には六か)だったんですね。もっと多く感じてました。外伝とかもあったからな。
アニメが終わってしまったシャナですが、劇場版も製作されるそうで。勢いに乗ってますよー。


この小説が好きな人にお勧めする③
③ カレとカノジョと召喚魔法② ぼくと魔女式アポカリプス① 灼眼のシャナ
①『灼眼のシャナ I [DVD]』アニメ版。オリジナルストーリーとか作画もいい感じ。
水瀬葉月さんの『ぼくと魔女式アポカリプス』学園を舞台に超能力バトルが展開されます。→感想
上月司さんの『カレとカノジョと召喚魔法』学園を舞台に非日常な鬼ごっこ開始。→感想


高橋弥七郎灼眼のシャナ0 (電撃文庫)メディアワークス,2005


刊行順からすると先にⅩ読んじゃったんですが、これは番外編なので関係ないでしょう。Ⅹも外伝的ではありました。
「しゃくがんのしゃな」「しんでれらのしゃな」は通販本に載っていたもの。おばかなノリなんで楽に読めます。本編はどうしても重くなってしまうので、番外編でもないとできないこともありますわな。フリアグネ好きにはたまらない一冊でもあります。……どのくらいの需要があるのか知りませんが。のいぢさんが好きなだけかしらん?
嘘つきは妹にしておく
それに三章に分かれた中編が一個あります。(前半と一転してシリアス路線)これがなかなか面白い。フレイムヘイズとかトーチなどシャナの設定的にも、こういう話は量産が効く気がします。こういう話だけで一冊作ってくれると私は嬉しいです。Ⅹに続いて主人公出てませんが(笑)
この中編に出てくる写真に絡まるお話をどこかで見たことあるなあと思っていたら、清水マリコさんの『嘘つきは妹にしておく (MF文庫J)』でした。写真(あるいはそれを撮るカメラ)は不可思議な力を持ちやすいんですよね。いや、それだけの話なんですが(汗)


高橋弥七郎灼眼のシャナ〈10〉 (電撃文庫)メディアワークス,2005


この巻は外伝的な話なんですが、今までで一番おもしろいと思いました。やっぱり軍対軍のような多数戦は小説が媒体として適切ですよね。……考えてみると、あまり多数戦の描写はなかったかな(汗)
本編の過去の話となっていて、五巻のような位置づけです。中表紙のイラストも同じですし。五巻で設定として詰め込まれていたものが、ようやく明かされました。
ただ決定的に違うのは、ほとんどシャナがでないことです。例え本編の主人公やヒロインの出番がほぼ皆無だったとしても、楽しめるのはいいことですよね。
相変わらず燃える設定がバシバシつまってます。要はここですかね。戦闘描写そのものよりも、なによりキャラがいかしてます。味方だけでなく、悪役も。というか、むしろ悪役のほうが燃えます。真名のひとつひとつにもあこがれるのは子供だからでしょうか(^^)単発で出てくるキャラには逆に瞬発的な思い入れが強いのかも。
テイルズ オブ ファンタジア
敵の宰相とか、外見は骨ですが愛らしすぎます。今回、二番目に好きなキャラはこの宰相君です。気弱な賢者ってなにー(ノ-o-)ノ そして、敵の目的を聞いたときにはゲームの『テイルズ オブ ファンタジア』を思い出しました。やるせないんですよねー。ベタだけど燃えます。
ちなみに一番好きなキャラはもちろん、ヴィルヘルミナさんです。無表情っ娘なメイドさん(今回メイド服着てませんが)で技術派の戦士には惹かれてしまうのですよ。